なわとび技「交差二重とび(つばめ・リットルとび・ゼロ戦)」1回成功までのステップ。やり方とコツを紹介します。

こんにちは。
なわとびパフォーマーのふっくんこと、藤沢祥太朗です。

今回はなわとび技「交差二重とび」のやり方とコツを紹介します。



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交差二重とびとは?

交差の姿勢で二重とびをする技です。

名前がたくさんあり、
地域によっては「つばめ」「むささび」「リットルとび」「ゼロ戦」「CC」等とも呼ばれています。
これらの名前の由来も後ほど紹介します。

交差二重とび1回成功までの練習方法

交差二重とびの習得に一番重要なのは交差とびの技術です。
あとは、二重とびもできた方が有利かと思います。

ステップ① 交差とびの練習をする

まずは交差とびの練習をしましょう。
速いリズムで連続10回くらいは安定して跳べる技術があった方が良いです。

速いリズムで跳んだ時に引っかかってしまう場合は、手と足の動きを合わせられていない(縄がコントロールできていない)ことが多いです。
多少でも速く回せれば交差二重とび1回は成功できるかもしれませんが、今後安定して成功させるには交差とびの練習を積んでおくことをおすすめします。

ステップ② 二重とびの練習をする

二重とびの練習もしましょう。
空中で2回回すリズムを覚えておきましょう。

ステップ③ 交差二重とびに挑戦

あやとびと二重とびがある程度できるようになったら早速ですが交差二重とびに挑戦してみましょう。
おすすめの助走のつけた方は2つあります。

1.交差とびから交差二重とび

交差とびの姿勢から交差二重とびに入ります。
交差とびの技術がしっかり身についている場合は最初はこちらがおすすめです。

良い面としては、手の位置はずっと交差のため、二重とびに入る段階での動作を減らせることです。
ただ、交差とびの時点でつまずきがある場合は、交差二重とびに集中できなくなるのでやりにくくなる可能性があります。

2.前とび3回から交差二重とび

前とび3回を跳んでから交差二重とびに入ります。
前とびという比較的簡単な技から入るので、交差二重とびに入るための助走をつける段階でのつまずきを減らせます。
ただ、前から交差の姿勢に入りつつ縄を速く回す必要があるので、交差二重とびに入る時のミスがでがちではあります。

ジャンプ台での練習もおすすめ

ジャンプ台やエアーマット等、はねる場所が使えるようであればそちらでの練習もおすすめです。
まずは回し方の感覚を掴むことが大事です。

なかなかできない場合は?

以下、交差二重とびのコツや失敗例に触れますので、なかなかできない場合は、ご参照ください。

交差二重とびのコツ・ポイント

人差し指を動かしやすい持ち方で持つ

交差は、主に人差し指を使う回し方です。
人差し指を動かしやすい持ち方で持ちましょう。

人差し指と中指の隙間を1cmくらい空けます。
私個人としては、これがおすすめの持ち方です。

縄の長さ

縄の長さが大事です。
おすすめは、片足で踏んで、おへそから胸くらいの間に、縄の端が来るくらいの長さです。



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よくある失敗と対策

交差の形で真っ直ぐ回せない

交差の姿勢で真っ直ぐ回せないことは多いかと思います。
交差の姿勢で片手回しの練習をしてみましょう。

この時に体に当たらずに真っ直ぐ回せれば上手く回せています。斜めになって体に当たるようなら真っ直ぐ回せていません。
真っ直ぐ回せるように片手回しで練習していきましょう。

また、通常のリズムでは回せていても速く回すと上手く回らないこともあるかと思います。
交差二重とびのリズムで回しても真っ直ぐ回るか確認してみましょう。

交差とびの技術がまだ身についていない

大事なことなので改めて。
交差二重とびができない原因で一番多いのは結局のところ、交差とびが上手でないことが一番多いと思っています。

なわとびはやればやっただけ上手くなります。
なかなかできない場合は、焦らないで良いので、交差とびを速く跳ぶ練習に戻って少しずつやっていきましょう。

交差二重とび連続の練習方法やよくある失敗

1回成功したら連続にも挑戦したくなると思います。
連続での練習方法やよくある失敗に触れておきます。

練習方法 二重とびにつなげる練習をする

まずは交差二重とびが連続でできるか、試しにやってみましょう。

できない場合は、二重とびなど、別の技につなげる練習をしてみましょう。
例えば、こんなことはできるでしょうか。
1.交差二重とびから前とび
2.交差二重とびから二重とび
3.交差二重とびから交差とび

連続でできない場合も、まずは交差二重とびの後に跳ぶのをやめないように、何か別の技につなげるようにしましょう。

交差の姿勢で縄を速く回せるようにする

結局のところ、連続になっても、交差とびの技術がそのまま影響します。
連続で跳ぶためには、交差の姿勢で速く縄を回せることが大事です。

1回跳べる段階になったのなら、交差二重とびをたくさん跳ぶでももちろん良いです。
楽しく進められる方法でやっていきましょう。

指導者側は、少しずつ交差に関係する動きを全体指導で扱えると良いかと思います。

雑学「技名の由来」

ここからは指導とは関係なく雑学です。
交差二重とびには、「つばめ」「むささび」「リットルとび」「ゼロ戦」「CC」などと色々な名前で呼ばれています。

もう一つ、あや二重とびは「はやぶさ」と呼ばれています。
このはやぶさも由来に関係するので先に紹介しておきます。

※独自調査のためもしかしたら間違えていることもあるかと思います。
あらかじめご了承ください。

「つばめ」の由来

はやぶさを鳥の名前と捉えている場合です。
鳥の名前関連で命名したものと考えられます。

「むささび」の由来

こちらの由来はあまり私はわかっていないのですが、「はやぶさ」が動物の名前だったため、動物の名前を使って「むささび」となった可能性が高いかと思います。

また、むささびは交差二重とびではなく「交差とび・前とび」のはやぶさを指している場合もあります。
むささびという技が、最初がどの技を指して命名されたものなのかが分からないのですが、それぞれの地域で解釈が変わってきたものと思われます。

「リットルとび」の由来

これは手の形から命名された技です。
交差した手の形から肩のあたりまでを見ると「ℓ(リットル)」の形になります。

「ゼロ戦」の由来

「はやぶさ」を別の見方をした名前です。
はやぶさを鳥の名前ではなく、戦闘機「隼(はやぶさ)」として捉えています。
戦闘機にちなんだ名前として「ゼロ戦」と呼ばれています。

ちなみに、「0(ゼロ)」の形で回すため「ゼロ旋」説もありますが、戦闘機説の方が有力です。

「CC」の由来

競技なわとびでは、交差の姿勢で回す技はクロス(Cross)から取って「C」と表記されます。
Cの形で2回回す技なので「CC」です。

ちなみに前とびの形はオープン(Open)から取って「O」と表記されます。
二重とびの場合は「OO」、三重とびの場合は「OOO」です。

交差二重とびにおすすめのロープ

基本的に、二重とびにおすすめのロープと同じです。
交差二重とびに挑戦するような技能を持った子が扱うロープでしたらなんでも良いと思っていますが、一部紹介します。

おすすめの1つはスタートビナワです。
・適度な重みがあってなわとびを回している感覚を掴みやすい
・交差二重とびはもちろん、学校で行うような技全般におすすめ
こんな特徴があります。

https://nawatobiride.stores.jp/

他、市販されているロープも紹介します。

最後に

交差二重とびは、なわとびが得意な子でもなんとなく苦手意識があることが多い技かと思います。
改めて考えると、得意技として真っ先に交差二重とびと答える子どもに今まで出会ったことはありません。
交差の姿勢で回す、というのはそれだけ難しい動作なのだと思います。

ただ、焦らずに進めていけば絶対に上達する技です。
なかなか上手くできない時に交差とびの練習に戻って少しずつやっていきましょう。



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