縄跳び技「後ろ三重とび」を成功させるためのステップ。練習手順やコツを紹介します。
こんにちは。
なわとびパフォーマーのふっくんこと、藤沢祥太朗です。
今回は、「後ろ三重とび」のコツや練習手順を紹介します。
まれに小学校のなわとびカードに書かれていることもありますが、一般的にはほとんど行われない技ですね。
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Contents
後ろ三重とびとは?
ジャンプしている間に、3回縄を後ろに回す技です。
後ろ三重とび1回成功までの練習方法
ステップ① 速い後ろとびの練習をする
速い後ろとびの練習をして、回す力をつけておきましょう。
10秒で25〜30回くらいは跳べるようにしておいた方が、後ろ三重とびの習得は早いかと思います。
ステップ② 後ろ二重とびの練習をする
後ろ二重とびも、ある程度は跳べた方が良いです。
回数を聞かれた時は、連続30回くらいは跳べた方が良いと答えています。
ステップ③ 縄の長さを整える
縄は引っかからない程度ですが、できるだけ短い方が良いです。
短い方が縄を回す距離が短くなります。
片足で踏んだ時(足フリーズ時)に、「縄の端がおへそから胸」くらいがおすすめの長さです。
ただし、後ろ回しの技は急に短くすると、顔に当たることが多くなります。
無理のない程度に、様子見ながら調整していきましょう。
ステップ④ 片手で持って3回回す練習をする
練習方法として紹介しますが、
ここはとばして、先に後ろ三重とびに挑戦しても良いです。
片手で縄を持って、ジャンプしている間に3回回す練習をしてみましょう。
3回回す感覚を掴む練習の1つとしておすすめです。
ステップ⑤ 後ろ三重とびに挑戦
回しが上手になってきたら後ろ三重とびに挑戦してみましょう。
助走のつけ方のおすすめは2つあります。
1.後ろとび3回から三重とび
後ろとび3回跳んでから後ろ三重とびに入ります。
最初はしゃがんでも良いです。
立って着地するよりも少し滞空時間が長くなります。
2.後ろ二重とびから後ろ三重とび
後ろ二重とびから後ろ三重とびに入ります。
よく見るのは、
後ろとび3回→後ろ二重とび2回→後ろ三重とび
ですが、様子見てやりやすい回数で行ってください。
ジャンプ台での練習もおすすめ
ジャンプ台やエアーマット等、はねる場所が使えるようであればそちらでの練習もおすすめです。
滞空時間が長くなるので、回しに集中して取り組みやすくなります。
なかなかできない場合は?
以下、後ろ三重とびのコツや失敗例に触れますので、なかなかできない場合は、ご参照ください。
後ろ三重とびのコツ・ポイント
人差し指が使いやすい持ち方で
後ろ二重とびで慣れた持ち方があればそれで大丈夫です。
気になるようでしたら、私のおすすめは、グリップを握った後に人差し指と中指のスキマを1cmくらい空けるのがおすすめです。
人差し指が動かしやすければOKです。
手首中心に回す
手首中心に回せているか確認してみましょう。
腕が上下に大きく動いているようでしたら、後ろ三重とびの成功はまだ厳しいと思った方が良いかと思います。
後ろとびを速くとぶ練習や後ろ二重とびの練習に戻って焦らずやっていきましょう。
体を少しかためる
後ろ三重とびに入る時に少し体をかためるイメージで行います。
特に、腕から先はある程度かためるイメージをもった方がやりやすいかと思います。
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よくある失敗と対策
腕全体で回っている
後ろ三重とびをする時に、腕全体で回っていると、回すのに時間がかかってしまって後ろ三重とびの成功は難しいです。
手の位置をほとんど変えずに、手首中心に回せているか確認してみましょう。
また、三重回しの技は、3回目の回しの時に変な動きが出やすいです。
同じ姿勢で3回回すためには、体をある程度かためた方がやりやすいかと思っています。
また、どうしても手の位置が移動してしまう場合は、縄は回さずにその場でグリップを上下に3回振る練習もおすすめです。
後ろ回しの時は、「上方向に3回もちあげるイメージ」で3回上下にふってみましょう。
跳び始めの位置が毎回違う
三重とびとは言いますが、正確には縄を3回転する必要はありません。
こちらについては、二重とびの記事の「よくある失敗と対策(跳び始めの位置が毎回違う)」をご確認ください。
後ろ回しの技のとび始めは、とび始めに引っかからない程度に、できるだけかかとに近い方が良いです。
できるだけかかとに近い位置で始められるやりやすい助走のつけ方を探してみましょう。
3回目が止まってしまう
三重とびの練習で、3回目で縄が止まってしまうのは、特に多い失敗かと思います。
3回回すイメージをつける練習に取り組みましょう。
これまでに紹介したものですが、改めて紹介します。
・片手で持って、ジャンプ中に3回回す練習
・縄を回さずに、グリップを上下に3回振る練習
・ジャンプ台やエアーマットを使っての練習
あとは、近くに三重とびを跳べる子がいた場合は、音を聞く手もあります。
音だけで考えれば、前回しの三重とびのイメージをまねしてみても良いかと思います。
上手な子と同じ音が出せるようにイメージして回してみましょう。
縄が長い
回しが上手で、三重とびのリズムでの回し方が分かっているのに、縄が長い子をよく見ます。
急激に短くすると顔に当たることもあるので様子見て調整しましょう。
縄が怖い
後ろ回しの技は、顔に当たることが多いので、怖さを感じることも多いかと思います。
基本的には、短くした方が良いのですが、怖い時は少し長さを戻してゆっくり取り組みましょう。
また、顔に当たる原因で多いのが、手と縄のリズムが合っておらずに手を先に回してしまうことです。
いきなり速く回そうとせずに、縄の重さを感じられるスピードから始めて、慣れて来てから速く回すようにしていきましょう。
後ろ三重とびの関連技・発展技
後ろ三重とびの関連技や発展技をいくつか紹介します。
後ろ三重はやぶさ(あや三重とび)
後ろ三重とびにあやとびを加える技です。
後ろOOC(後ろとび-後ろとび-交差)
が一般的かと思います。
(2回旋目に交差に入るイメージで行うと後ろOOCになります)
後ろサイドオープン四重とび(後ろSOOO)
横に1度振ってから、後ろ三重とびをする技です。
横に振る時からジャンプを始めて四重とびのリズムで行います。
後ろ四重とび
跳んでいる最中に後ろに4回回す技です。
ここまでできるレベルがあるようでしたら、ぜひなわとび競技にも挑戦しましょう。
その他のなわとび技
もし他の技にも興味がある時は「なわとび技百選」もご確認ください。
後ろ三重とびにおすすめのロープ
私の個人的な意見ですが、後ろ三重とびはある程度重さが感じられるロープがやりやすいと感じています。
私も使用しているスタートビナワを紹介します。
https://nawatobiride.stores.jp/
また、ASICSロープも良いかと思います。
ただ、軽めのロープなので、後ろ三重の時は私個人としては別のロープの方が感覚を掴みやすい印象を受けています。
でも、最終的に一番良いのは普段から使い慣れているロープかもしれません。
やりやすいロープは人によるかと思うので、なかなかできない時はロープ変更もご検討ください。
最後に
後ろ三重とびは、できる人を見たことがない人の方が多いかと思います。
できたらヒーロー間違いなしです。
後ろ回しの技の技術がたくさん活かされる技なので、
一般的な後ろ回しの技がもの足りなくなって来た頃に挑戦してみましょう。
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