世界最強の縄跳び大国が敗れたのはルールへの理解が足りなかったから
こんにちは。
なわとびパフォーマーのふっくんです。
先日行われた世界大会・FISAC2018で、一部のカテゴリーで世界最強の縄跳び大国が負ける自体がありました。
この戦いで負けたのは明確な理由があります。
それは「ルールの理解が足りなかった」と言うことです。
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当日の経緯
スピード種目、シングルロープフリースタイルと、順調に得点を重ねましたが、最後のダブルダッチ種目で順位を落とす事態がありました。
ダブルダッチのディフィカルティで得点で伸び悩みました。
理由は技の重複があったためです。
ダブルダッチの技の重複について
ダブルダッチでは同じパワー系の技は2回しかとってもらえません。
その1つが通常のダブルダッチ回しです。ダブルダッチ回しとは、縄を反対方向に回す回し方です。
もう一つが、チャイニーズホイールです。チャイニーズホイールとは、縄が同じ方向に回す回し方です。
ダブルダッチ回しとチャイニーズホイール回しで、それぞれ1回ずつ同じ跳び技を使うことができます。
しかし、ダブルダッチ回しでターニング技(回し方)を変えたとしても同じ技として扱われます。例えばドンキーをやって、次にクロス回しでドンキーをやったとしても同じ技です。
ダブルダッチで同じパワー系の技を何回も行ったため、ディフィカルティーが低くなり高得点を取ることができませんでした。
<参考>
17ページ
・Article 1 Double Dutch Difficulty (50%)
・Section 2 Scoring the Turning
・d)
FISAC-IRSF Rulebook Judging Manual
なぜこれまで起きなかったか
原因は2つあるかと思います。
点数をチェックする習慣がない
結果が出るたびにチェックする習慣がないのかと思います。
世界大会では毎回予定より点数が低く取られているはずですが、今回ほどひどい結果出なかったためチェックしていなかったのかと思います。
点数をチェックする習慣があればもっと早く対策できたのではないかと思います。
国内及び、アジアのほとんどの国で認知されていない
なぜこれまで起きなかったかと言うと正直なところ、国内をはじめ、アジアのほとんどの国でこのルールは理解されていません。
そのため真面目に重複しないように演技を作ってきた国の選手が、技の重複を繰り返している周りの国より点数が低くなる事態が何度も起きていました。
本来は、技の重複のためもっと低い点数が出るはず。
しかし、アジアの国のほとんどがこのルールを理解していないためは繰り返しを取られずに点数が高る傾向がありました。
まずは勉強してほしい
趣味でやってる人にまでルール勉強しろと言うつもりもありませんが、少なくとも国際大会に出るレベルの選手とコーチ位はルールの勉強してきてほしいと思います。
確かにルールが難しすぎる面もありますが、例外的な内容ではなくルールブックに記載されている内容です。
ルール通りに採点されないとルールを遵守して演技を作ってきた国の選手の順位が低くなります。
厳しいようですが、今回正しいリザルトが出て良かったと思っています。
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