交互連鎖とび(チャイニーズホイールずらし)の指導法に関連する論文・本を紹介します!

こんにちは。
なわとびパフォーマーのふっくんです。

今回は、交互連鎖とび(チャイニーズホイールずらし)の指導法関連の論文や本を紹介します。



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交互連鎖とび(チャイニーズホイールずらし)とは?

このような技です。


※なわとび教室「BXSkippers」より

なわとびを交互に回すのに加え、跳ぶ必要もあり、なわとびの基礎技の中でも特に難しい1つと考えられています。
ちなみに名前は、交互連鎖とび、チャイニーズホイールずらし(チャイホずらし)、交互2人とび、交互スイッチとび、クロールとび、等色々呼ばれています。

交互連鎖とび関連の論文

まだまだ文献が少なく、論文が一番参考になります。
数点紹介します。

なわとび運動における「交互回しとび」の学習方法に関する実証的研究、岩崎孝、2009

チャイホ指導で一番影響を受けた論文です。
片手交互回し→交互回し1人だけ跳ぶ→交互連鎖とび
という流れをよく使わせてもらっています。
私も何回も読ませてもらって参考にしている論文ですので、なわとび指導に関わっている方は是非ご参照ください。
なわとび運動における「交互回しとび」の学習方法に関する実証的研究、岩崎孝、2009

小学校体育における「連鎖交互跳び」の教材づくりの検討、上原三十三・鈴木一成、2012

まだまだ実践例の少ない交互連鎖とびの指導が具体的に書かれています。

小学校体育における「連鎖交互跳び」の教材づくりの検討、上原三十三・鈴木一成、2012

なわとび運動における「交互回し連鎖跳び」の発展形態と技術要素、上原三十三・佐伯聡史、2010

3人チャイホ、4人チャイホについても書かれています。
3人・4人チャイホに出てくる内側の人の動きは、通常のなわとびと反対の動きなんだなというのを改めて考えさせてくれます。
なわとび運動における「交互回し連鎖跳び」の発展形態と技術要素、上原三十三・佐伯聡史、2010

交互連鎖とび関連の本

先にお伝えすると、具体的に交互連鎖とびの指導について長々と書かれている本についてはまだ出会ったことがありません。
1部分ですが、載っている本をお伝えします。

『なわとび「スゴ技」コレクション2』藤沢祥太朗

私の監修本なので、紹介しづらいですが。
チャイホずらしについて4ページ紹介されており、現在発売しているなわとび本の中で一番この技について載っていると思われます。
前半で紹介した論文をものすごく参考にさせてもらってますので、そちらをご確認いただけると嬉しいです。

『なわとび上達カード集』久古田正己

1ページだけですが、3人での練習方法が紹介されています。
論文では出会ったことのない練習方法だったので、面白い視点だなと思っていました。
両側の子がリズムを作れるので、リズム掴むのが難しい子に良いのかなと感じています。

『リズムなわとび創作集2』、日本リズムなわとび研究会編

指導について載っている訳ではありませんが、紹介したいのがこちらです。
「交互2人とび」として紹介されています。
この本には、海外研修の際に中国から持ち帰ってきた教材とされています。
インターネットが発達する前から、なわとびに全力で取り組んだ人がいるんだなというのが印象に残ったのと、おそらく文献に初めて登場したのがこちらの本だったので紹介させていただきました。
※指導については別の論文・本をご参照ください。

私が指導した感想

私も何度か実践させてもらっていますが、交互連鎖とびは、すぐにできるようにならないし、できるようになかなか感じられないので、集中を持たせるのが難しいと感じています。
論文に紹介されているように、スモールステップの指導を意識したり、モジュール学習化して短時間の活動を何回も行ったり、工夫が必要だなという印象です。
論文に紹介されている、片手交互回しや、片手交互回し1人とび等を参考にさせてもらっています。

交互連鎖とびにおすすめのロープ

重ためのなわとび・ビーズロープがおすすめです。
私の教室で交互連鎖とびの練習をする時は毎回使っています。

ただ、スポーツ教室ならぜひ使って欲しいですが、学校で行おうとすると40名分買いそろえるのは残念ながら現実的ではありません。
(もちろん私物として用意するのもありです。ただ、やはり予算的に厳しい方が多いかと思います。)
休み時間等のアプローチで動機づけも兼ねてビーズロープを数本準備するのはありかなと思いますが、普段は子どものロープでの指導が現実的かと思います。

最後に

気になる論文はまだありますので、時間ある時に追記していきたいと思っています。
是非、交互連鎖とびの指導をしたいと思っている方、是非ご参照ください。



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