一回旋二跳躍から一回旋一跳躍は接続させない?!いきなり前とび指導法がすごい件
こんにちは。なわとびパフォーマーのふっくんです。
なわとびの指導において、一回旋二跳躍から一回旋一跳躍、つまりトントンとび(2回ジャンプする前とび)から通常の前とびに接続させるのが一般的な指導法とされています。
しかし!?!ここに異を唱える子どもたちが多数出現しています。
実は一回旋二跳躍を経由しない、いきなり前とび指導法が効果的ではないかと思い始めています。
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はじめに
この動画を見てください。
この子たちは、2人とも4歳児。
なんと一人は4歳で2重とび76回という大記録を打ち立てました!!
この子たちもいきなり前とび指導法で育った子どもです。
※なわとび教室「BX Skippers」より
いきなり前とび指導法について
こんな子どもたちを育てているいきなり前とび指導法を紹介します。
1.リズム通り跳ばせてみる
「声に合わせて跳んでね。せーの、1.2」(前とびのリズムで)とリズムに合わせて跳ばせてみます。前とびのリズムで声を出すというのがポイントです。
最初は2回からスタート。次第に3回.4回.5回と回数を増やしていきます。5回跳べた頃には前とびになっているはずです。
2.縄を短くする
なわとびが跳べるギリギリの短さにします。
この時に見るのは「頭」か「足」です。 足側に回すのが得意な子と、頭側に回すのが得意な子がいます。
苦手な方がギリギリで通るくらいの長さに調整してください。
3.教えずにとにかく真似させる
神経の発達が顕著な子ども期。とにかく上手な子の真似をさせましょう。
もはや正しくできてるできてないかは関係ありません。フォームを修正しようとすると急激にやる気を失ってしまいます。
不要な声掛けはせずとにかく真似させてみましょう。
ちなみにこの子たちに一回旋二跳躍(トントンとび)をやらせてみたところ壊滅的な状況でした(笑)
いきなり前とびを指導する人からすると、一回旋二跳躍や片手回しをする子ほど前とびを覚えるのが遅くなりがちということです。
※ちなみに、私ふっくんの指導では、片手回しは重要視しています。
・ジャンプ練習
・片手回し練習
分けて練習してから前とびにつなげていきます。
前とびが跳べる前段階で使えるネタについてはこちらもご覧ください。
幼児のなわとび指導におすすめの技集。幼稚園・保育園・子ども園の運動指導に。
すでに一回旋二跳躍をやっている子には
では、すでに一回旋二跳躍をやってしまっている子にはどうしたらよいか?
安心してください。1のリズム通り跳ばせてみる方法はすでに跳べる子にも効果があります。是非、前とびのリズムで声をかけて跳ばせてみましょう。
また、神経系の発達が最も顕著な子ども時代、大切なのは神経を刺激するということです。神経を刺激するという意味では、一回旋二跳躍から前とびにするのはとても良い経験になります。より良い経験をしているという意識をもって子どもたちと接してみればどうでしょうか?
前とびにおすすめのロープ
前とびを跳ぶのにおすすめなのはビーズロープです。
適度な重みが合って縄を感じやすく、初期の段階でおすすめです。
特に足の下を通すときに勝手に回ってくるのが大きいです。
なかなか難しい時はご参照ください。
まとめ・いきなり前とびと一回旋二跳躍は結局どっちが良いの?
—
<追記>
私の経験の話を少しします。
たくさんの子どもに指導させていただいて、一回旋二跳躍から入った方が良い子と前とびから入った方が良い子、どちらもいるなと感じています。
この記事を読んでいただいた方に伝えたいのは、思い込みには気を付けようということです。
・前とびより一回旋二跳躍の方が簡単
・後ろとびは前とびより難しい
・手首を使って回して、腕を大きく回さない方が良い
これらは本当でしょうか?
逆にすることで上手くいくこともよくあります。
なわとび指導は今までの経験が邪魔をすることが多いです。
思い込みには気を付けて指導に当たることが大事だなと、常々考えています。
<追記終>
—
これまでのなわとびの指導の常識を覆すいきなり前とび指導法。
こんな指導法を実践しているBX Skippersを紹介しておきます。
東京都江戸川区の縄跳び教室「BX Skippers」を紹介します!!
私、ふっくんもなわとび教室「BX Skippers」講師として活動しています。
このいきなり前とび指導法。
どれくらいの効果があるのか、まだまだ調査中です。
是非ご参照ください。
〈関連記事1〉
前とび指導のアプローチを紹介していますので、こちらの記事もご参照ください。
こちらはいきなり前とびではなく、一回旋二跳躍を経由した指導の流れで紹介しています。
縄跳び技「前とび(まえとび)」を成功させるためのステップ。練習手順や指導法を紹介します!
〈関連記事2〉
有料にはなりますが、教えないアプローチも一部紹介していますのでご参照ください。
『【前とび指導の極意】~教える指導と教えない指導』の販売開始しました!!
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別視点の話かもしれませんが、年長児の我が子は、2人跳びや大繩だとトントン跳びができるのに、一人で縄跳びしようと思うとトントン跳びができず、ずっと2回も跳べませんでした。昨日まで。でも、祖父が現れ いきなり前跳びをやらせたところ、今日1日で急に5回跳べました!
子どものこれまでの運動経験が大きく影響すると思うので、いきなり前とびの方が良い子も、トントンとびから始めた方が良い子も、どちらもいるかなと思っています。
それは嬉しいですね。おめでとうございます!